2013-01-01から1ヶ月間の記事一覧

小説ドラゴン桜、読み終わってしまった

5巻め、図書館の本が回ってきて一気に読んだ。う〜〜ん、さわやかなエンディング。読み終わってしまってなんだか寂しい。もっと読みたかったな。 落ちこぼれだった二人。「できない」と思わされていた二人が、今や勉強するのが楽しくてしかたない、と自主的…

デシ「人を伸ばす力」

この本は、「内発的動機付け」の研究の権威とでもいうべきデシが一般向けに研究成果をわかりやすく解説したものです。 「内発的動機付け」とは、監訳者の桜井氏によれば「自ら学ぶ・やる意欲」です。この反対が「外発的動機付け」で、報酬をえさにやりたくな…

「ほめる」技術

この鈴木氏の著書は、「ほめる技術」というタイトルになっているが、これは販売戦略のためで、本来は、ほめることを含む「アクノレッジメント」を紹介するものです。「アクノレッジメント」は英語のacknowledgementをそのまま日本語にしたもので、意味は「承…

ドラゴン桜--人気の理由

一般にドラゴン桜は、東大受験のテクニックの紹介が世間の目を引くことが多い。しかし、(コミックはわからないが)小説版は、ストーリー性にも面白さが隠されている。 たとえば、本編後半に出てくる、桜木が司法試験を目指したきっかけになった一連の「回想…

「知的複眼思考法」

「常識」にとらわれずに自分の頭で考えるためにはどうしたらいいのか、がこの本のテーマです。 そして、読むこと、書くこと、問うことをとおして実際にどうするのか、というヒントを示してくれています。 本書で示している考え方は、まっとうな考え方です。…

「ごまかし勉強」

「ごまかし勉強」とは、主に中・高校生が定期テストの点数を上げることを目的に、他人に作ってもらった(ひどいときには教師から渡された)暗記用「カンニングペーパー」をひたすら覚えて当座をしのぎ、テストが終わるときれいさっぱり忘れてしまうような勉…

「教えて考えさせる授業」を創る

市川氏が「教えて考えさせる授業」を実際にどう作るのかを解説した本。 ただし、何が何でも「教えて考えさせる授業」ではない。学習の習得サイクルと探究サイクルというバランスの中で特に習得サイクルでは「教えて考えさせる授業」を基本にすべきだと言って…

いじめられた知識からのメッセージ

市川氏が著作の中で、知識の役割を解説した本として紹介している。 流行りの「子ども中心」らしく見える授業(子どもから疑問を出させる)を「プロセスでの主体性」とし、学んだことをもとに考える「学んだあとの主体性」と区別している。「プロセスでの主体…