小説ドラゴン桜、読み終わってしまった

5巻め、図書館の本が回ってきて一気に読んだ。う〜〜ん、さわやかなエンディング。読み終わってしまってなんだか寂しい。もっと読みたかったな。
落ちこぼれだった二人。「できない」と思わされていた二人が、今や勉強するのが楽しくてしかたない、と自主的に勉強している。ここまでになったら、最終結果は合格でも不合格でもいい、という気になってくる。桜木の「その後」の身の振り方も、これまでの流れからすればまっとうだ。
ドラゴン桜は、ありえない設定ではあるが、ストーリー全体の裏には人間の可能性に対する信頼があるように思う。高度成長が終わって閉塞感がただよう世の中に、いや、そんなことないぜ、とアンチテーゼを突き付けているようだ。二人を応援しながら読んでいる読者への応援歌にもなっている。

小説 ドラゴン桜 魂のエンジン篇 (講談社文庫)

小説 ドラゴン桜 魂のエンジン篇 (講談社文庫)