2013-02-01から1ヶ月間の記事一覧

夏目漱石「道草」

『Jブンガク』で紹介されている一冊。漱石の自伝的小説ともいわれる。 留学から帰り、学問に没頭したい健三は、それを妨げようとする親戚関係や「金」の問題、夫婦間の擦れ違いなどに振り回される。明治に書かれた作品なのに、今の時代でも十分に通用するテ…

音素と異音の記述

音声学の世界では、抽象的な音である「音素」とそれが実際に発音される時の音「異音」を区別して表現する。はじめ聞いたときは何を言っているのかわからなかったが、例えば、日本語では、[suna]と発音しても[θuna](θ)は英語のthの発音)と発音してもどちらも…

再読「学ぶ意欲の心理学」

市川先生の本を再度読んでみた。今回はデシの本や苅谷先生の本も読んだうえでの再読だ。 一回目に読んだ時は読み流してしまっていたところが多くあることを発見。そんなところも二回目ではよく理解できた。一回目は「読んだつもり」だったのだ。 動機付けに…