2012-07-01から1ヶ月間の記事一覧

文章は接続詞で決まる

今まで文章を読む時に、接続詞について深く考えることはなかった。 本書の序章では、 「プロの作家は接続詞から考えます。接続詞が、読者の理解や印象にとくに強い影響を及ぼすことを経験的に知っているからです」 と述べられている。 う〜〜ん、そうか・・ …

日本語論理トレーニング

小論文などで、論理的にものごとを表現しようとするとき、そういう訓練をしていないと、なかなかできない。日本の学校教育で論理トレーニングが放棄されていることを著者は指摘している。 あまり肩がこらない程度で、しかも丸山真男などの文章が例文に出てき…

私たちの教室からは米軍基地が見えます

普天間基地の県外移設、辺野古へ、日米合意の実行・・民主党政権が誕生して以来、よく聞いた言葉だ。でも、これらの言葉の本質をわかっている日本人はどれほどいるのだろうか?この本の表紙には、校庭でサッカーをしている子どもたちのすぐ真上を戦闘機が飛…

本多勝一の戦争論

本多氏の戦争に関するスタンスは明快である。 単に「戦争」という表現を使うと、両者が悪い意味で「対等」の関係になってしまう。実質は侵略した側とされた側がある。侵略に対する抵抗があった結果として戦争になる。 本書は、この視点から、日本が中国に対…