夜に星を放つ

図書館で人気の本で、やっと回ってきたので、期待して読んだが、感動のない作品だった。直木賞受賞作らしいけど、うーん。

ロングマンアクティベータ

最近、カシオの電子辞書XD-SX21000を買った。その中にロングマンアクティベータとオックスフォードword finder が入っていて、重宝している。 特にアクティベータは、今までどう使ったらいいかよくわからなかったが、コツが掴めてきた。類義語辞典としても使…

蜜蜂と遠雷

ずっと気になっていた本をやっと読んだ。長かったが面白かった。ピアノもクラシック音楽も素人の私でも読めてしまうのは、この本の持つ物語性の素晴らしさゆえなのだろう。主人公の天才たちの今後の活躍が楽しみだ。 蜜蜂と遠雷(上) (幻冬舎文庫) 作者:恩…

外科医、島へ

泣くな研修医シリーズの6冊め。雨ちゃん先生が、島で、限界を感じながらも大活躍。東京の外科医もいいけど、島でのお医者さんも似合ってると思うけどな。 志真との恋は実らなかった。不器用だしね、雨ちゃん先生は。そういうところ、好きだよ、雨ちゃん先生…

舟を編む

再読。やっぱりこれは見事な作品だと思う。馬締や松本先生、そして編集部メンバーの辞書編纂への思いが伝わってくる。同時に、西岡や岸部の成長ぶりも読んでいて嬉しい。 辞書がますます好きになる本だ。 舟を編む (光文社文庫) 作者:三浦 しをん 光文社 Ama…

お探し物は図書室まで

2021年本屋大賞第2位というだけあって、心がほっこりする本だ。 解説にあるように、ファンタジーとして読むとその良さが伝わってくる。自分が今置かれている不遇を嘆き続けていないで、目の前にある小さなことから始めてみると世の中が変わって見えてくるよ…

海とジイ

藤岡陽子作。 ジイの生き方が若い世代に影響を及ぼす 、という話のようだ。志木さんの話はよくわからなかったが。 海とジイ (小学館文庫) 作者:藤岡陽子 小学館 Amazon

三人屋

三姉妹が経営する店とその常連さんたちの話。話がどれも中途半端で終わってしまい、どうもスッキリしない。 原田ひ香はもういいかなぁ。

ランチ酒

原田ひ香、2冊目。 祥子の人生、これからも頑張れとは思うけど、ランチと酒の美味しそうな描写はあまり興味ない。ビミョーかな?

満天のゴール

去年見たドラマの原作。 死んで誰かの星になる、そんな生き方ができたらいいと思う。精一杯生きることだ。 それにしても、前半の奈緒の離婚騒動の話は、こんなに丁寧に描く必要がないのではないか? 満天のゴール (小学館文庫) 作者:藤岡陽子 小学館 Amazon

三千円の使い方

お金の使い方にまつわる女性たちの生き方を描写した好著。 解説の垣谷美雨さんの次の言葉がこの本の本質をよく表している。「お金の使い方には、その人の生き方がギュッと詰まっています。財布に入っている三千円をどう使うべきか、その追求は、幸福の追求と…

あきらめません!

垣谷美雨作。 男尊女卑の色濃く残る田舎で、市議会議員、そして市長へと挑戦する郁子さんの行動力には感服した。そして、その影響を受けて変わっていく由香さんや姑さんもすばらしい。 クォータ制の採用。これが実現したら世の中、大きく変わるだろう。 あき…

いのちの十字路

久しぶりの南先生の本。駆け出しの野呂先生の奮闘ぶりは、「泣くな研修医」シリーズの雨野先生を思い出させる。だが、扱うテーマはとても重い。中でも、ヤングケアラーの問題と「介護を休む権利」はすこぶる現代的なテーマだ。 介護の様々な問題にもっともっ…

THE CLIENT

翻訳版を手掛かりにして読んだ。 マークとレジーの冒険物語に乾杯🍻 そして、二人の弁護士ー顧客という関係以上の深い結びつきにグッと来た。 The Client: A Novel (English Edition) 作者:Grisham, John Anchor Amazon

マチネの終わりに

アマゾンのレビューでは高い評価が並んでいるが、ちょっと「微妙」かな? 物語としてはよく出来ていると思うが、なぜこんな難しい文体が並ぶのだろうか?それが平野啓一郎の特徴なのだろうか? それにしても、この二人、なんでこんなにプライドが高いのか?…

わたし、定時で帰ります ライジング

シリーズ3冊目が出ていたとは知らなかった。文庫化の広告を見てさっそく読んでみた。 途中までは、どうしようもない連中に囲まれて打開策が見出せなかった結衣さん、最後は起死回生のプレゼンで〜ってそんな簡単な話じゃなかった。でも、何のために戦うのか…

日本語びいき

『日本人の日本語知らず』の増補改題版。 日本語を教えようとする人にとっては、格好の入門書だと思う。 ポイントをまとめて整理していこう。 日本語びいき (中公文庫 し 52-1) 作者:清水 由美 中央公論新社 Amazon

リセット

垣谷美雨作。 47歳の同級生女性3人が30年前にタイムスリップして、高校生から生き直すというお話。そして最後はリセットして以前の人生に戻る。 テーマは男尊女卑と女性の生きづらさか? おもしろく読んだが、いまいち感情移入出来なかったのは、やはり女で…

老後の資金がありません

垣谷美雨作。再読。 四年前にも読んだが、今回も楽しく読んだ。 予想していなかったことが次々と起こり、1,200万円あった老後の資金がみるみる減っていく。この辺の描写はみごとだ。 最後、すべてが何となくうまくいって、ハッピーエンドで終わるが、資金不…

女たちの避難所

垣谷美雨作。 津波、避難所での生活などの描写は真に迫る。丹念に取材をして、資料も徹底的に読み込んだのであろうことがよくわかる。 そして、「絆」を盾にダンボールの仕切りも使わせない避難所。世帯主に支給されてしまう義援金。抵抗できない男尊女卑。…

姑の遺品整理は、迷惑です

垣谷美雨作。心温まるヒューマンドラマだ。 姑の多喜さん、家の片づけという点ではダメダメだったけど、団地の近所の人たちとはいい関係を築き、慕われていたらしい。遺品整理を業者に依頼していたら気づかなかったことだ。そんな姿を見て、もとこさんも人間…

ジーニアス和英辞典とタイガース

https://www.asahi.com/sp/articles/DA3S15773073.html 今日の朝日新聞夕刊に、ジーニアス和英辞典にはタイガース関連の例文がたくさん載っているという記事が出ている。試しにアプリで例文検索してみると、出て来る、出て来る。楽しくなってきた。

希望病棟

垣谷美雨作。『後悔病棟』の続編という位置付け。 不思議な聴診器を受け継いだ摩周湖先生が担当する、二人の末期癌患者の女性。この二人が治験を受けて快方に向かい、人生を生き直すことになる。 終盤の展開がうまくいきすぎで、ご都合主義とも言えるが、ま…

禁煙小説

垣谷美雨作。 これはおもしろい。 主人公の早和子は、禁煙にチャレンジし続けてやめられないヘビースモーカー。タバコがやめられない心理描写があまりにリアルで笑ってしまう。 禁煙に成功するくだりは、もうちょっと詳しく描いてほしかった。

竜巻ガール

垣谷美雨のデビュー作ということで期待して読んだが、普通の小説で、ちょっと期待はずれ。

if サヨナラが言えない理由

垣谷美雨作。文庫版で『後悔病棟』と改題したものあり。 不思議な聴診器で、患者が過去に遡ってやり直す手伝いをするルミ子先生。 まあまあおもしろかったが、ところどころ展開に無理があるような。 先生が、最後、聴診器に頼らず父親に向き合うことができて…

ニュータウンは黄昏れて

垣谷美雨作。 東京のニュータウンに住む琴里と母、頼子さんを中心に話は進む。 おもしろかったが、最終章の展開があっさりしていて、何か物足りない。特に頼子さん、あきらめないと言っていたけど、何をどう頑張るのだろう?琴里の恋愛の後日譚もちょっとモ…

結婚相手は抽選で

垣谷美雨作。 抽選見合い結婚法が成立するというあり得ない状況での恋愛を描く。おもしろかった。男女二組の今後の関係の進展が楽しみ。 結婚相手は抽選で (双葉文庫) 作者:垣谷美雨 双葉社 Amazon

四十歳、未婚出産

垣谷美雨作。 おもしろかったが、釈然としないモヤモヤ感あり。周囲の助けで出産に至った主人公。一方で、原因を作ったチャラ男は、何も知らずに無罪放免か? それにしても、未婚出産にどれだけ冷たいのか、日本社会。 四十歳、未婚出産 (幻冬舎文庫) 作者:…

農ガール、農ライフ

垣谷美雨作。 派遣切りにあい、同棲相手にも振られてしまった久美ちゃんが、農業に転身して頑張って身を立てていく話。 一筋縄ではいかない農業だが、応援してくれる仲間にも出会い、ハッピーエンドに。おもしろかった。 日本の農家の抱える問題もリアルに描…