2013-05-01から1ヶ月間の記事一覧

「学び」の構造

昭和50年(1975年)発行の本である。それでも、ここに書かれている内容は、今でも輝きを失っていない。 学ぶとは、覚えることではなく、わかること、何がわからないかわかることである。 学び続けることは、人間を人間たらしめる。 自分の狭い領域で理論が整…

イリッチ「脱学校の社会」

学校(特に義務教育のそれ)は、あたりまえのように世の中で機能している。だが、はたして、本当に学校は社会に必要な機能なのだろうか?と問われると確たる答えを出す自信はない。イリッチは、今の形の学校は不要であると説き、さらに進んで、学校があるか…

「辞書を編む」

三省堂国語辞典の編纂に携わっている著書が、辞書の編纂の現場を実況中継してくれています。用例収集、掲載後の選定、語釈の記述など、「舟を編む」のマジメさんの姿にダブって見えます。ただ、実際は、映画のようにスマートではなく、街へ出て気になること…

映画「舟を編む」

久しぶりに映画を見に行ってきました。「舟を編む」です。 辞書の製作現場というのは、実に地味で、でも一方でとっても「体育会系」のような部分もあるのだと思いました。見出し語が1つ抜けているのがわかって、みんな泊まり込みで24万語を人海戦術でもれ…