2018-12-01から1ヶ月間の記事一覧

Hatenaブログへ引っ越しました

昔の日記からのインポートはすぐに終わりました。 使い勝手が変わって、ちょっと戸惑っています。

最終退行

アマゾンの紹介より 都市銀行の中でも「負け組」といわれる東京第一銀行の副支店長・蓮沼鶏二は、締め付けを図る本部と、不況に苦しむ取引先や現場行員との板挟みに遭っていた。一方、かつての頭取はバブル期の放漫経営の責任をもとらず会長として院政を敷き…

朝ドラには働く女子の本音が詰まってる

最近の朝ドラを紹介しつつ、ここはそうじゃないだろう!と突っ込みを入れている。そうそう、そんな話もあったねえ、と懐かしく思い出しながら読んだ。だが、「本書は朝ドラ論であるとともに働く女子論でもあり、働く女子を身近にもつ男子の必読書でもある」…

ようこそ、わが家へ

駅のホームで割り込みを注意した男からの嫌がらせ行為の連続、そして、会社では営業部長の不正の疑惑。この二つが同時に進行していき、主人公はなんとかしないといけない立場に追い込まれる。最終的には解決に向かうのだが、その過程はなかなか読ませるもの…

かばん屋の相続

池井戸潤の短編集である。主人公が銀行員であるという共通点があるが、それぞれが独立した話になっている。余韻を残した結末の話が多く、その分、すっきり感は少ない。そんな中で「セールストーク」は最後にある銀行員の不正を暴いていてスカッとする。かば…

株価暴落

巨大スーパーで起きた連続爆破事件の真相を追うストーリーと、そのスーパーへの支援をするかどうかで揺れる銀行内部のたたかい。二つが同時並行で進み、手に汗を握る展開。 たしかに面白かったが、からくりが複雑すぎてついていくのがやっとだった。あと、犯…

シャイロックの子供たち

これも池井戸潤の短編連作集。全10話である銀行の支店で働く人々を描いているが、全体で、支店で起きた現金盗難事件を追っている。シャイロックは『ベニスの商人』に出てくる金貸しのことだろう。そのシャイロックの子供たちとして銀行員の生きざまを描い…