ドラゴン桜公式副読本「40歳の教科書」

少し前に読んだ本だが、強烈なインパクトがある。
4つのテーマについて、「論客」がズバリと問題点を指摘している。
中でも、鳥飼久美子氏の英語早期教育への提言(変えるべきは「学校」より「親の意識」)はすばらしい。中見出しだけ列挙すると
・英語の早期教育論は幻想にすぎない
・あまりにずさんな小学校英語の姿
・最大の問題は親の英語コンプレックス
・なぜ英語だけ過度に期待をかけるのか
・学校に任せず、子どもといっしょに勉強する姿勢を
これだけでも、今始まっている小学校での英語教育が失敗に終わるだろうことが読み取れる。
そのほか、挫折と失敗に関して西武の工藤投手が述べている次のような言葉も説得力がある。
「僕は、自分の頭で考える作業を疎かにして、ただ「答え」だけを求める選手は大成しないと思っています。」
「スポーツであれ、学校の勉強であれ、ただやらされるのでは本当の力になりません。自分で「なぜそれをやるのか?」と疑い、考え抜くことが重要なのです。」

40歳の教科書 親が子どものためにできること ドラゴン桜公式副読本『16歳の教科書』番外編

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