オックスフォード現代英英辞典8版

オックスフォード現代英英辞典OALDが8版になった。今まで辞書に挟み込まれていた「活用ガイド」はウエブからダウンロードするようになった。まあ、それで少しでも安く抑えられるならそれでもいい。やはり紙で読みたかったので、ダウンロードしたものを印刷して読んだ。

7版と基本的な内容は変わらないが、いちばん変わったのが、ライティング支援の要素を強く打ち出したことだ。辞書のほうにも巻末にOxford Writing Tutorとして32ページにわたるガイドがある。Eメールや履歴書の書き方はもちろん、様々なタイプのエッセーの書き方、書評や公式なレターの書き方などがまとめられている。そして、DVDをインストールすると、iWriterというライティング支援ソフトが使える。これは、モデルとなる書式を設定し、そこに自分の英文を書き込んでいくことで文書が出来上がるというものだ。ただし、内容は教えてくれない。あくまでも自分の考えを入れなければいけない(*^_^*) そして、My Topicsという機能があり、トピックで単語をまとめた単語集が350以上用意されている。だから、エッセーやレポートを書くときに、話題に関連する単語が効率よく参照できる。これは便利だと思う。

絵辞典も充実し、carをひくと、7版にはなかったカーナビなども取り入れられている。
新たなコラムとしてLanguage BankとCollocationsが加わった。Language Bankはたとえば、「しかし」と言いたいとき、どんな単語や表現が使えるのかを教えてくれる。これもなかなか使えそう。いつもbutじゃかっこ付かないからね。
Collocationsは、オックスフォードのCollocations dictionaryとはちがい、あるトピックに関連するコロケーションを幅広く集めている。たとえばwindのCollocationsを見ると、それはWeatherのCollocationsで晴れ、雨、風、嵐などいろいろな表現がでてくる。windの基本的なCollocationsは辞書の定義と文例で紹介するというスタンスだ。これは一長一短あると思う。LDOCE5はコーパスも使ってともかくwind と一緒に使う言葉を集めてくれるので、さっと見て確認する場合はLDOCE5のほうが早い。でも、関連する言葉も一緒に勉強しようとするならば、OALD8に軍配が上がる。

ところで、インストールガイドには、一度インストールしたらディスクは不要とあるが、ソフトを立ち上げるときに「ディスクを入れろ」と言ってくる。これについては只今問い合わせ中。

オックスフォード現代英英辞典 第8版 DVD-ROM付

オックスフォード現代英英辞典 第8版 DVD-ROM付