カンブリア宮殿‐‐電子書籍

昨日の番組は電子書籍の特集。司会の村上龍自身が電子書籍の会社を立ち上げている。
電子書籍元年と言われる今年。確かに、端末はいろいろ出そろったし、電子書籍の出版体制も出来つつあるように見える。だが、華々しい宣伝とは裏腹に、日本の場合は、著作権問題がクリアできずに、なかなか本が集まらないという壁に直面しているようだ。(そこがアメリカとの大きな違い)
電子ならではの出版のあり方を作っていく必要があるのだ。ただ、紙の本を電子にしただけでは一過性のブームに終わるだろう。村上龍は自身の本の電子版には執筆時の手書き原稿が見られるような仕掛けをしていた。他にもいろいろ工夫はあるだろう。そこを突破しないかぎり、本当の「元年」にはならない。
http://www.tv-tokyo.co.jp/cambria/list/list20101209.html