「ネイティブスピーカーの英語感覚」「ネイティブスピーカーの英会話」

大西先生のシリーズを2冊。
「ネイティブスピーカーの英語感覚」は、各助動詞の持つ基本のイメージとそこから生まれる多様な意味合い、そして、up,down,out,offの4つの単語の持つ豊かな表現力を解説している。特に、up,down,out,offの項は、しばしば句動詞として解説される場合が多いが、辞書に載っていない場合も多い。でも、そのイメージを膨らませることによって、意味が理解できることが多いのがよくわかる。

ネイティブスピーカーの英語感覚―ネイティブスピーカーの英文法〈3〉

ネイティブスピーカーの英語感覚―ネイティブスピーカーの英文法〈3〉

「ネイティブスピーカーの英会話」は、主に学生向けかな?
発音のポイント、よく使われる口語表現、句動詞、そして、日常会話によく登場する4lettter word
の解説がセットになっている。「この本は従来の会話本とはまったく違います。」「なぜ今まで会話が苦手だったのかがわかります」「どうすれば会話がうまくなるのかがわかってくるはずです」というのがうたい文句だが、他の本にあるような「驚き」はあまりない。ネイティブスピーカーの感覚を紐解くという試みは、この本では成功していないように思える。まあ、4lettter wordをしっかり解説している会話本はあまりないからそういう意味では新鮮だが。

ネイティブスピーカーの英会話―英語の感覚が身につく

ネイティブスピーカーの英会話―英語の感覚が身につく