最終退行

アマゾンの紹介より
都市銀行の中でも「負け組」といわれる東京第一銀行の副支店長・蓮沼鶏二は、締め付けを図る本部と、不況に苦しむ取引先や現場行員との板挟みに遭っていた。一方、かつての頭取はバブル期の放漫経営の責任をもとらず会長として院政を敷き、なおも私腹を肥やそうとしている。リストラされた行員が意趣返しに罠を仕掛けるが、蓮沼はその攻防から大がかりな不正の匂いをかぎつけ、ついに反旗を翻す。日本型金融システムの崩壊を背景に、サラリーマン社会の構造的欠陥を浮き彫りにする長編ミステリー。(引用はここまで)

久遠会長の不正を暴いていく様子は見ていてドキドキする。
また、保身と出世しか考えていない象徴として支店長が登場する。支店長がやがて「とっちめられる」様子は半沢直樹の活躍を見ているようだ。

最終退行 (小学館文庫)

最終退行 (小学館文庫)