この本は、3つの再生物語だ。
1 主人公の元エリート銀行員がド田舎の人々と新しい事業を進める中で失っていた人間性を取り戻す
2 限界集落と呼ばれいずれ消え去る運命と思われていた村が農業で再生する
3 限界集落でも失われつつあった「絆」が復活する
読んでいて面白い。ストーリー展開も見事。農作業や減農薬・有機栽培などの描写もたしかだ。
でも、これってやっぱり「ライトノベル」という分野かな?
こんなにとんとん話でうまく物事が進むはずはない。なんで、若い女性の胸の大きさが描写されないといけないのか?なんでみんなラ抜き言葉でしゃべっているんだ(^_^;)
といろいろと不満はあるが、今の日本の状況とそこから脱出するチャンスを暗示している。ドツボにはまって将来が見えないと思っている人にはおすすめだ。
- 作者: 黒野伸一
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2011/11/25
- メディア: 単行本
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