日の名残り

カズオ・イシグロの名作。映画は見たことがあったが、本で読むのは初めてだ。
ああ、スティーブンス。執事として完璧な仕事をしようとするあまり、彼の「恋心」は日の目をみることはない。そして、今回の旅行でも、あれほど切なく思っていたにもかかわらず何も言いだせないまま終わってしまう。彼らしいと言ってしまえばそれまでだが・・・。

日の名残り (ハヤカワepi文庫)

日の名残り (ハヤカワepi文庫)