明鏡国語辞典第2版が届きました。新しい常用漢字表に完全対応、とうたっているので、12月に告示になってすぐに出したのかと思っていましたが、実際は、その前の「答申」に基づいて辞書は作られていました。この件について、明鏡国語辞典編集部へ問い合わせをしたところ、答申と、告示では常用漢字表の内容は同じであること、漢字の載せ方の順番に2か所変更があること、増刷する際に漢字表の順番の変更をする、との返事をいただきました。要は、新しい常用漢字表に完全対応、は間違いではないとのことです。
なお、辞書に出ている人名用漢字一覧は、常用漢字表に入ったものや表から出てきたものがあるので、こちらも増刷時に修正するとのことです。まあ、こちらは、知っておけばいいだけの話なので、気になりません。
やはり、辞書編集というのは、1日や2日でささっと直せるものではないのですね。もし、告示が答申から変更になっていたらどうしたのだろう?発行を少し遅らせて直したのかな?と他人事ながら心配してしまいました。
今まで明鏡国語辞典は電子辞書でしか使ったことがないので、紙でしっかり見るのは初めてです。第一印象は、日本語の使い方の正しさにいい意味でこだわった、勉強になる辞書です。別冊でついている索引は役に立ちます。また、使いこなしたら、感想を書きます。
- 作者: 北原保雄
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