夏目漱石「道草」

『Jブンガク』で紹介されている一冊。漱石の自伝的小説ともいわれる。
留学から帰り、学問に没頭したい健三は、それを妨げようとする親戚関係や「金」の問題、夫婦間の擦れ違いなどに振り回される。明治に書かれた作品なのに、今の時代でも十分に通用するテーマだ。
なお、新潮文庫版は、平成23年に改版になって、文字が大きくなった。それ以前の版はフォントが小さくて「老眼」の目にはかなりきつい。改版のものは目に優しい。若いころは、そんなこと、全然気にしなかったのにね(^_^;)

道草 (新潮文庫)

道草 (新潮文庫)