ヴァイタル・サイン

南先生の最新刊、らしい。

今回の話は、看護師の話で、看護師残酷物語とでもいうような展開。病棟での看護師の仕事が緻密に描写されている。まるで南先生が実際にやっていたかのようなリアルな描写に驚く。そんな過酷な労働環境の中で何が彼女たちを支えているのか、考えさせられる。

終章では、コロナ禍での働き方改革にも触れていて、タイムリーだ。

そして、主人公の堤さんが元気になっていてほっとした。ギリギリのところを切り抜けていい方向に進んだのだろう。全国いや全世界で働く看護師の皆さん、頑張れ!