ノルウェイの森

村上春樹ノーベル文学賞を取りそうだと評判になっていたので(理由はそれだけ)、読んでみた。ああ、青春だなあ・・大学生の頃っていろいろなことで悶々としてたなあ・・とノスタルジアに浸ってみたものの、読み終わって、「なんでそんなに売れているんだろう????」と思わざるを得なかった。
恋愛小説としては、まあ、よくある話なんじゃないか。何か新しいテーマを提示しているわけではないし。で、思ったのは、雑誌「anan(アンアン)」がSEX特集をしてバカ売れしたらしいけど、心地よい流れのフィクションに性描写をバンバンつぎ込んだら、これまた大売れ・・・というのでは?ちょっと曲解しすぎですか?
だいいち、主人公の近辺にいる人がどうしてこうも簡単に自殺するのか理解できない。それに、人間関係の確認のために?なんでこんなに「寝た」だの「入った」だの「濡れた」だのっていうのがところ構わず出てくるのかわからない。
村上春樹の作品はたくさんあるので、この一作で評価してはかわいそうかもしれないが、こんな作品でノーベル賞を取ってたら、他の小説家の立場がないんじゃなかろうか?
海外で多数翻訳出版されているらしいけど、「これが日本の代表的な文学だ」って胸を張れるような代物じゃないよね。これはつまらなかったので、リンク貼らない   (ー_ー)!!