外貨預金で苦労しています

ここ最近の超円高はニュースで取り上げられているとおりですが、あのリーマンショック以前の、今から考えれば「超円安」のころに手を出してしまった外貨預金は、いまだに含み損を抱えたままです。最近は、新興国の通貨もドルに対して切り下がっているというニュースに飛びついて、昔買った米ドルで割安になったオーストラリアドルを買ってみました。世界同時不況という暗雲が晴れれば、落ち目のアメリカよりも資源を多く持つオーストラリアのドルの方が高くなる可能性が高いと読んでいます。
問題はユーロです。私の小遣いのメインバンクのソニー銀行では、米ドルでなら他の通貨を買えますが、ユーロは円にしか変えられません。何年後かに円安に振れるのをじっと待つしかありません。
ブラジルのレアルにも裏切られました。つい最近の利下げのニュースには唖然としました。あれだけ通貨高で苦労していたブラジルが、今はレアルを買い支える為替介入をしているというではありませんか。
評論家の見方も、いずれ1ドル50円時代が来るという人もいれば、日本の膨大な債務超過が支えきれなくて国債のデフォルト、円安、ハイパーインフレが起こるという人もいて、何を信じていいのやら・・・
外貨預金をやってみて損得いろいろありますが、良かったのは、国際的な金融情勢とその背景にあるマネーの流れなどのニュースに敏感になったことです。為替相場も決済機能をはるかに上回る投機マネーの動きで左右されています。まさに「異常」な事態ですが、これは資本主義の高度に発達した段階の世界の一面です。そんな目で見ると、今アメリカで起こっている金融機関への抗議デモと自分の小遣いの含み損がつながっていることが見えてきます。
なんだかつまらないことを書いてしましました(^_^;)