三井住友銀行の総合職TOEIC800点

10日付朝日に大きく出ていた。三井住友銀行では今年から総合職1万3千人にTOEIC800点以上を目指すように求め始めたそうだ。
楽天の社内公用語英語化など話題は多いが、全員に800点を目指せと求めるのはかなり難易度が高い。800点は、ちょこっと勉強したくらいではとれない点数だ。まあ、それくらい思い切った姿勢を打ち出さないと社員が動かないのかもしれない。
それは三井住友の話だから、それでいいのだが、こうなるとTOEICが指標から「目的」になってしまうのが怖い。ちまたにあふれる対策本、対策講座。そして点数は高いが実は「使えない」症候群が増えるのではないか?そのうち、大学生にも就活対策でTOEIC対策講座が広まるかもしれない。
そもそもに戻ってほしい。勉強した結果が点数に現れるのであって、点数が独り歩きしては意味がない。