朝日新聞インタビュー「これからの英語」

昨日の朝日「オピニオン」欄は、「これからの英語」と題して、あの有名な鳥飼玖美子さんへのインタビューだった。テーマは英語教育の発想の大転換。

2点、共感できる内容があった。
まずは、「コミュニケーション重視か文法・訳読重視か?」との問いに、鳥飼さんは「どちらも正しいんです。(中略)ですが、いまの子どもたちはどちらも出来なくなっている」と指摘。先日、中学校1年生の英語の教科書を見たが、あれでは、どちらもできなくなるはずだ。誰がこんな教育プログラムにしたんだ!!

あと、これは大胆だが、「国際共通語としての英語に、もう一つ重要な要素があります。それは自分らしさを出したり、自分の文化を引きずったりしてもいい、ということです。『アメリカ人はそうは言わない』と言われたら『アメリカでは言わないでしょうが、日本では言うんですよ』。それでいいんです」との提案。
背景には、ヨーロッパで国際共通語としての英語を作る研究が進んでいるという事実がある。つまり、国際共通語としての英語と、英米の地域言語としての英語を区別するという考え方だ。

この2点目については、実現性がどれくらいあるのか疑問符が付くが、これが世界のスタンダードになっていけば、「いくら勉強してもアメリカ人と同じように話せない」という強迫観念からは解放される。まあ、そこまで行かなくても、日本人はもっと自信を持って英語を話すべきだと思う。自分自身も含めて!!インド人の英語などアメリカ英語とはかけ離れた発音だが、彼らは臆せず堂々と話し、世界中で活躍している。見習うべきだ。

ただ、私個人としては、英米、特にイギリスには愛着があるので、イギリスの文化なども含めて英語を勉強していきたいし、イギリス人と同じように話せるようになりたいと願いながら勉強を続けます。