逃げるな新人外科医

「泣くな研修医」シリーズの第2弾。

雨野先生は、研修医を終了して、新人外科医として働いている。でも、まだまだできないことが多い。上司からは怒られ、新しく入ってきた研修医からはプレッシャーを受ける。そんな彼が、担当した患者の死と父親の死という試練にぶつかる。なんとも辛い。医者なのに命を救えない。

雨野先生は、まじめで実直だ。どんくさいが、人間としての魅力はたっぷりだ。恋人のはるかが先生のことを好きになるのはよくわかる。共感できる。死んでいった患者さんにも父にも褒められた。自信を持ってほしい。がんばれ、雨野先生!

前作に引き続き、医療現場の実態がよくわかる。スーパードクターは出てこないが、医師たちの赤裸々な姿が描かれていて、好感がもてる。ラストは涙があふれてきた。

ぜひ、第3弾を期待したい。