カンブリア宮殿 レンゴー

昨日放映のカンブリア宮殿には、段ボール会社のレンゴー社長の大坪さんが出演していた。物流に欠かせない段ボール、でも、今は「運ぶ」だけでなく、緩衝剤も段ボールで作ってしまう。1枚の段ボールからビデオカメラの緩衝剤付きの箱を即座に作ってしまう技には感服した。そして、「運ぶ」から「売り場の演出」へ。段ボールのデザインだけでなく、製品パッケージのデザインも手掛ける。

何より驚いたのは、経営姿勢だ。あの派遣切りのさなか、1000人の派遣社員を正社員に登用。第3子以降には一人100万円を支給。社員のモチベーションを上げることで生産性が上がると言い切る。経営者の鏡のような存在。正社員化でコストが増えたが、生産性の向上でカバーし、増収増益を更新中だ。

大坪さんは、「差別はいけない」と強調していたが、こういう経営者が増えることで、今の元気のない日本が再生していけるのではないかという思いを強くした。
http://www.tv-tokyo.co.jp/cambria/list/list20101125.html