「みんなでニホンGO!オフィシャルブック」

NHKで木曜日に放映している同番組の内容の一部が本になった。
ざっと読んで感じるのは、自分(や多くの人)が当たり前だと思っている日本語の知識が実は勘違いだったり、どこかで変化したりした結果だったりということがよくあるということだ。たとえば、「全然」のあとは否定形で受ける、というのは学校で習った知識だが、これは戦後に乱れた言葉として批判され、文部省が学習指導書に記入したことで正論になったというのが経緯だ。戦前、戦中はあたりまえのこととして全然+否定形が使われていた。

ただし、この本はテレビで放映した内容をほとんどそのまま再現しただけなので、毎回テレビを見ている人には追加情報はない。

正しい日本語は本当に“正しい”の? みんなでニホンGO!オフィシャルブック

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