「ドキュメンタリ宣言」リンガーハットの挑戦

18日(月)にリンガーハットで、全野菜国産化にチャレンジしている様子を報道していた。
家の近所にリンガーハットがあり、ちょうど「野菜たっぷりちゃんぽん」を食べたばかりだったので、興味深くみた。野菜たっぷりちゃんぽんは、たしかに野菜が山盛りに盛り付けられていて、ボリューム感たっぷり。ただ、最後に野菜が残ってしまい、味がついていないので、ちょっと持て余した。

リンガーハットは、麺の小麦の国産かも始めたようだ。今、キャンペーンで夕方から麺を無料で増量サービスしている。

さて、この戦略は果たして当たるのか??
キーワードは「国産化」。値上げしてでも国産にこだわる、という姿勢はある程度、評価される余地はあると思う。だが、このデフレ時代に高いけれど国産だから、というメッセージがどこまで有効なのか、ちょっと疑問。幸いにも国産化宣言してからの株価は順調に推移しているようだ。

だが、「国産=良、輸入=悪」という決め付けには大きな盲点がある。安全性という視点から見ても、輸入品は検疫で残留農薬などの検査が入るが、国産品は提供を求めない限り、使用農薬などの情報はついてこない。リンガーハットの買い付け担当が、たとえば生協のように、農薬、肥料の使用履歴、栽培履歴などをチェックしているようには、テレビを見る限り、見えなかった。むしろ、会長のお気に入りの「オランダキヌサヤ」をなんとか農家に作ってもらう様子が丹念に描かれていた。つまり、量の確保が最優先だ。

今のところは、評価未定。今後の展開に期待したい。

http://www.tv-asahi.co.jp/d-sengen/story.html?37