HIV/エイズとともに生きる子どもたち ケニア

ケニアの、HIV/エイズとともに生きる子どもたちに「あなたのたいせつなものはなんですか?」と問いかけたときに答えてくれたメッセージとそれにまつわる解説が写真とともに載っている、写真絵本です。

HIV/エイズとともに生きる、ということは過酷なことです。
特に、「わたしのたいせつなものは、家です。家は、知らない人から見つめられるという恐怖から、守ってくれる場所だからです」というメッセージは強烈でした。HIVのことをよく理解していない人たちから差別と偏見の目で見られることを子どもたちは知っているのです。
ケニアは貧しい国です。貧しさゆえにHIVの予防や治療が困難になる場合がたくさんあります。

でも、そんな中でも、子どもたちの笑顔は健在です。
「わたしは、いちばんたいせつなことは、教育だと思います。わたしは、いっぱい勉強して、将来、大臣になりたいです。困っている人に、水と食べ物を与えます。道路をつくって、みんなが病院に来られるようにします。わたしたちの力で、みんなが笑顔で暮らせるケニアにするのが、わたしの夢です。」
こんなすばらしいメッセージを寄せてくれる子どもたちに未来を託したいと思います。

写真絵本 HIV/エイズとともに生きる子どもたち ケニア

写真絵本 HIV/エイズとともに生きる子どもたち ケニア