以下は、「電子辞書掲示板」に投稿した内容
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カシオのGT9300を買いました。
カシオの新しい機能に「さらに検索」というのがあります。ひとつが画面分割検索で、ジャンプと違って元の画面を残したまま画面の下半分で新しい単語を追加検索するものです。シャープでも同じような機能がありますね。
二つ目が例文検索のときの「語順指定/絞込み検索」で、カタログの写真では、
【by&the&way】
○入力した語順に関係なく全ての候補を表示
○入力した語順通りの候補のみ表示
○入力単語が連続で使われている候補のみ表示
となっています。2つめがSIIの例文検索の語順指定と同じようなものです。
3番目の「入力単語が連続で使われている候補」を選ぶというのがどんなものか試してみました。(以下、使ったことのない方にはわかりにくい文章になりますがご了承ください)
まずは、pop in(立ち寄る)の場合
OALDで
○入力した語順通りの候補のみ表示すると3例文
○入力単語が連続で使われている候補のみ表示にすると1例文になります。
どちらにもひっかかる1例文は Why don't you pop in (=visit us) for a drink...?
という本来の意味の文です。
消えてしまう2例文は British pop music is once again in the ascendant. など、語順は指定どおりだけれど離れてしまっているものです。
ちなみに、英活の場合は、「語順どおり」で14例文、「連続で使われている」で4例文です。
siiの語順指定での例文検索が登場したときは便利だと思いましたが、カシオのこの「さらに検索」はさらに強力で、特に例文の数が多いときに役立つと思います。
ただし、逆の場合もありえます。
たとえば、 is to blame (責めを負う)をOALDで検索した場合、
「語順どおり」で8例文、「連続で使われている」で4例文です。
この場合に消えてしまう例文には、
The government is not wholly to blame for the recession.
のように、間にnotが入っているものがあります。ですから、この場合は、「語順どおり」を選んだほうが「正解」です。
結論としては、このような特徴を理解して使い分ければ、この機能はけっこう使えるかな、というのが感想です。
- 出版社/メーカー: カシオ計算機
- 発売日: 2006/02/25
- メディア: オフィス用品
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