七十歳死亡法案、可決

七十歳死亡法案というあり得ない状況をベースにした話。垣谷美雨作。

だが、本質は、義母の介護という損な役割を押し付けられ、どうにもならなくなった主人公の東洋子さんが、家出をして、そのおかげで、家族の歯車がいい方向に動き出す、という物語のようだ。

ハッピーエンドでおもしろかったが、東洋子さんと夫や義母との関係など、もう少し掘り下げてほしいと思う。