BT'63

上・下巻合わせて800ページ以上ある作品だが、最後まで飽きさせずに読ませる筆の力は確かだ。ただし、民営の廃棄物処理場で死体が処理されるなど、どうも設定に無理があるような気がする。次々に人が死んでいく物語にも違和感がある。アマゾンのレビューにも出ていたが、池井戸潤のファンなら読んでみる価値あり、初めての池井戸潤なら勧めない、といったところか。

BT’63(上) (講談社文庫)

BT’63(上) (講談社文庫)

BT’63(下) (講談社文庫)

BT’63(下) (講談社文庫)