とびらカバーには、「心の余裕が失われ、どこか息苦しい現代のなかで・・・日本社会に何が起きているのかを鋭く考察する」とあり、期待して読んだ。
確かに、「現実主義」が横行し、理想を語ることは忌避される、そのいくつかの事例が挙げられていて、ふんふん・・と読んでいけるのだが、何でもっと踏み込まないのだろう?もっと理想を語れ、現実主義を喝破せよ、とは言えないのかなあ?
- 作者: 香山リカ
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2005/09/21
- メディア: 新書
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