この本は学習書と言うよりも「論争の書」だ。
「規則」「用法分類」「日本語訳」に基礎を置く学校文法は英語を十分に語ることはできない。感覚(=イメージ)の英文法で英語を語れ。大西先生はこのことを本書で訴えている。論争の書ゆえ、読者にやさしくない。ところどころ理解できないところもある。いずれまた、勉強が進んだころに立ち返ってみようか。
ネイティブスピーカーの前置詞―ネイティブスピーカーの英文法〈2〉
- 作者: 大西泰斗,ポールマクベイ,Paul Chris McVay
- 出版社/メーカー: 研究社出版
- 発売日: 1996/11/01
- メディア: 単行本
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前置詞を基本イメージとそこから派生するイメージでとらえようという試みだ。発想はとてもいい。だが、頭が固くなってしまっているのか、イメージから意味が想像できない。ときどき「簡単でしょ」と言われるけど、簡単じゃない。フラストレーションのたまる本だ。もっとも1回読んだだけでわかるようなら苦労しないということか。
ネイティブスピーカーの英語感覚―ネイティブスピーカーの英文法〈3〉
- 作者: 大西泰斗,ポールマクベイ,Paul Chris McVay
- 出版社/メーカー: 研究社出版
- 発売日: 1997/10/01
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この本もイメージを使って助動詞などを理解しようという試み。難しい。