『英文法をこわす』など

 

英文法をこわす 感覚による再構築 (NHKブックス)

英文法をこわす 感覚による再構築 (NHKブックス)

 

 この本は学習書と言うよりも「論争の書」だ。

「規則」「用法分類」「日本語訳」に基礎を置く学校文法は英語を十分に語ることはできない。感覚(=イメージ)の英文法で英語を語れ。大西先生はこのことを本書で訴えている。論争の書ゆえ、読者にやさしくない。ところどころ理解できないところもある。いずれまた、勉強が進んだころに立ち返ってみようか。

 

 

ネイティブスピーカーの前置詞―ネイティブスピーカーの英文法〈2〉

ネイティブスピーカーの前置詞―ネイティブスピーカーの英文法〈2〉

 

 前置詞を基本イメージとそこから派生するイメージでとらえようという試みだ。発想はとてもいい。だが、頭が固くなってしまっているのか、イメージから意味が想像できない。ときどき「簡単でしょ」と言われるけど、簡単じゃない。フラストレーションのたまる本だ。もっとも1回読んだだけでわかるようなら苦労しないということか。

 

 

ネイティブスピーカーの英語感覚―ネイティブスピーカーの英文法〈3〉

ネイティブスピーカーの英語感覚―ネイティブスピーカーの英文法〈3〉

 

 この本もイメージを使って助動詞などを理解しようという試み。難しい。